心の中の危機管理

       ~ 人生の落とし穴、あなたならどうしますか? ~

 人間は強いようで実は弱い存在です。また、「清く、正しく、美しく」などと呪文を唱えつづけないとすぐに堕ちてしまう生き物であろうとも思えるのです。                     

 生きていくうえで、色々な岐路・落とし穴、誘惑が待ち受けています。それに気づいて避ける者、それに落ちる者もいれば、落ちかけて這い上がる者もいます。「近づかないのが一番」と経験多い先輩はおっしゃいますが、そうはいかないのが人間です。

 また、誘惑といえば聞こえがいいのですが、自らが招く"蜜の味"、人間が本質的に持つ欲望から落とし穴に近づいていくケースも多いものです。

 老若男女を問いませんし、上司といわれる人も、今、窓の外を歩いている人も同じです。不謹慎かもしれませんが、それだから人生が "おもしろい" のかもしれません。意志の強い人でもずっと強い状態を維持できるとは限りません。

 現に今、あなたはなにがしかの誘惑に駆られて、イエローゾーンに一歩足を踏み出しているかもしれません。


 人は岐路に立てば、意識するのとしないとにかかわらず、なにがしかの判断をして行動するのですが、そのなにげない判断に実は魔物が潜みます。"ちょっとだけやから" と甘い判断もします。"前から見つからなかったから今度も"という経験則も加わります。バレない確率を即座に計算し、その確率が低くても(成功率がほとんどなくても)自分に有利な方に賭けてしまいまうのが常です。

 逆に、「ばあちゃんが、嘘はいかんと言よった」とか、「天網恢恢疎にして漏らさず」「前に同じようなことで、えらい目におうた事例があったな」等と判断する者もいます。

 また、その場で良いと判断したことでも、後でよく考えれば適切でなかったということも多々あります。ケースによっては、どちらに進めばよいのか分からないような岐路すらあります。

 

 一方、問題が発生したら、「しでかした者の資質による」などと杓子定規に原因を分析することが多いのですが、実は本質を見ていないのではないかと思うのです。いいヤツと悪いヤツに分けて、自分たちはいいヤツの範疇にいて、そんなことしないのだというようにとられはしないかと思うのです。私はそうとは思いません。ほとんどの方の心の中には、天使と悪魔が棲んでいると思います。悪魔は心の中ではいつでも肥大化してささやく準備をしているのです。チャンスを待っているのです。私は小心者ですから、そう考えています。


 ではどうするのかというと、基本的な話しかできませんが、結果かに言えることは、「これはいかんぞ」と思えば、踏みとどまる勇気、踏み込んでいたらダメージの少ないうちに引き返す勇気が必要ということです。

 故意でない以上、人はいずれかの時点で間違いに気づくのですが、問題はそこからで、ある者はそれを隠すために今度は嘘で(もっと悪いことで)上塗りしていきます。

実は、ここが最大の岐路であり、上塗りは何としても避けたいものです。あっと驚くような問題事案でも元は些細な判断ミスやズルということです。それが大問題となっていく過程を見てみますと、故意の上塗り隠蔽工作がいつも同居しているのです。故意ではない失敗は、引き返せるタイミングが必ず用意されています。それに気づきながら引き返さないことが問題を大きくします。

ここが責任を問われるべきところであると思います。    

 問題の大部分は、社会的責任、社会人として常識的に選んではいけない岐路の選択であるからなのです。問題発生を予見しながら、常識的な社会人として然るべき手段を執らないところが問われるのではないかと思われます。

 やや、コーヒータイムと言いながら、少し固いつぶやきになってしまいました。

 今日も一息~

 

 


   



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